Workshop
ワークショップ

地下貯留CO2の資源性に着目した多角的利活用プラットフォームの構築

開催日

未定(2026年1月19日〜23日のうちの1日)

会場

京都大学関連施設

概要

本企画は、気候変動対策として重要な二酸化炭素地下貯留において、貯留されたCO2を単なる廃棄物ではなく、圧力エネルギー源や炭素源として捉え、その資源性を最大限に引き出すための分野横断的なプラットフォームを構築することを目的とする。特に、水素地下貯蔵におけるCO2の圧力エネルギーとしての利用や、触媒および微生物を用いたCO2の化学的・生物学的変換による有用物質生産に焦点を当て、新たな資源循環システムの創出を目指す。これにより、ますますのCO2削減と資源創出を両立させる革新的なアプローチを提示する。

プログラム(予定)

二酸化炭素の地中貯留(資源工学)、触媒化学、微生物化学よりそれぞれ1件ずつの招待講演により各分野の俯瞰的な内容について知識を深め交流する。それを踏まえて若手研究者より個別の研究トピックについて話題提供を行い、貯留CO2の利活用の可能性や利活用の道筋について参加者で討議する。

招待講演者
「二酸化炭素地下貯留事業の現状(仮)」(赤井崇嗣博士、JOGMEC)
「触媒による二酸化炭素の再資源化(仮)」 (関根泰教授、早稲田大学大学もしくは清水研一教授、北海道大学)
「深部帯水層での微生物によるメタン生成メカニズム(仮)」(木村浩之教授、静岡大学)

企画グループメンバーより数件の発表を予定
「好熱性酢酸生成菌における代謝機構解明」(佐藤喬章准教授、京都大学)
「酸素空孔を触媒的に活用した逆水性ガスシフト反応」(浪花晋平助教、京都大学)
「資源工学のためのガス溶解性分子の追求」(小林和弥助教、京都大学)