不便益システム研究会「体」
2017年2月25日(土)
キャンパスプラザ京都 2Fホール
(http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access)
メンバー
川上 浩司 京都大学 デザイン学ユニット・特定教授(システム工学・システムデザイン)
平岡 敏洋 京都大学 情報学研究科・助教(ヒューマンインタフェース)
貝沼 航 漆とロック株式会社・代表取締役
ワークショップ概要
◆不便益システム研究会「体」
・日 時:2017年2月25日(土)13:45~16:45
・会 場:キャンパスプラザ京都 2Fホール
・参加費:無料(ただし懇親会参加は実費)
・プログラム:
13:45-15:45 話題提供:貝沼 航氏(漆とロック株式会社代表取締役)
15:45-16:45 ワーク:「価値を何で測ろう?便利と不便の逆転ワークショップ」
不便だからこその効用が得られるシステムを不便益システムと呼ぶと、それをデザインするためには、不便益システムとみなせる既存の物事から得られる知見は重要である。そのようなシステムの一つとして「漆器」に注目し、福島県会津地方で伝統工芸の漆器づくりを応援する会社「漆とロック」を経営する貝沼航氏を招いて、「手間がかかったり、頭を使わねばならなかったりするからこその益がある」漆器というものを使う豊かさについてお話を伺う。特に食器に注目すると、それらは耐用年数が長く、使い続けるという手間があることで色艶が良くなり、きれいに穏やかに保たれてゆく器である。福島での震災体験から「取り戻すべき『不便さ』」や「今まで希求してきた豊かさの『ものさし』」に対する気づきが得られた。これと漆器の関係についても議論したい。
・詳 細:http:www.symlab.sys.i.kyoto-u.ac.jpfubenekisystemlab.html