Research Platform
分野横断プラットフォーム

【開催予定中】あつまれ!びせいぶつの森

微生物の研究に様々なアプローチから取り組む、多様なバックグラウンドを持つ若手研究者が集まり、学際分野としての微生物学について、じっくりと語り合う場を作りたい。昨今の微生物学は細分化が進み、その細分化された分野を超えた研究は生まれにくくなっている。例えば細胞生物学者は単細胞としての微生物の性質だけにフォーカスを当てることが多く、同様に、土壌生物学者は限られた既知の有用あるいは有害微生物だけに着目した解析を行うことが大半であり、情報学者は抽象的かつ理論的な生態系の動態の研究に終始することが普通である。しかし、本当に微生物を理解するためには、分野を超え、研究者が協力し合いながら、より統合的・俯瞰的な視点に立った研究を共に進めていく必要がある。そこで上記のような研究交流会を立ち上げることで、京都大学や関連した研究組織に広く散らばった多様な微生物研究者間のコミュニケーションを促し、新たな研究展開を生み出すことを目指す。

代表者京都大学・化学研究所・助教・松井求(バイオインフォマティクス)
メンバー京都大学・生存圏研究所・教授・杉山暁史(森林圏遺伝子統御分野)
京都大学・生存圏研究所・助教・棟方涼介(森林圏遺伝子統御分野)
京都大学・化学研究所・助教・岡嵜友輔(微生物生態学)
京都大学・農学研究科・助教・白石晃將(応用微生物学)
筑波大学・生命環境系・研究員・川口潤(バイオテクノロジー)
東京大学・新領域創成科学科・助教・西村祐貴(バイオインフォマティクス)
連絡先松井求
E-mail:qm@kuicr.kyoto-u.ac.jp
電話番号:0774-38-3016(内線:3016)
関連情報GteX
NBDC
ポストコッホ生態
主な活動場所

メッセージ

「微生物」を解き明かすには、多様なバックグラウンドを持つたくさんの研究者の協力体制が必要不可欠です。まず、微生物をサンプリングしてくるには「微生物学」「土壌学」の知識や、最先端の「理工学」の技術が必要になります。そして、個々の微生物の性質について詳しく知るには「分子生物学」「生化学」、生態系における役割を理解するためには「生態学」、微生物が生み出す膨大な情報を処理するためには「バイオインフォマティクス」、そして社会実装へと向かうためには「農学」「疫学」「医学」といった各分野のアプローチを融合していかなくてはなりません。せっかく、京都大学には多様でユニークな微生物学に関係する先生方が集まっていることですし、ぜひ研究交流しましょう!
あつまれ!びせいぶつの森@宇治へ!

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