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分野横断プラットフォーム

【開催予定中】地域制作学―遍在する現代風景のローカリティ、その建築的解明と制作的探求

しばしば歴史がなく無個性、雑多、均質などとみなされる現代風景に、実は潜在する特色や多様性を体感しながら育った我々世代にとって、大文字的な解釈を超えた現代都市の地域性(Locality)についての建築・空間に着目した細やかな捉え直しと、その将来的な維持・発展に向けた都市・地域計画への接続が必須の課題である。
例えばダンサーによる数分間のパフォーマンスが地域の魅力を雄弁に物語り、現代作家のインスタレーションが地域への鮮烈な見かたを与えるように、入念な地域調査を経て制作される芸術表現それ自体が新たな地域性を発見する契機となることがある。一見には明瞭ではない現代風景の地域性に関して、従来の地域調査以上に入念な建築的解明と合わせ、こうした芸術表現を通した制作的探求を両輪とする新たな学問的枠組みとして「地域制作学」を提唱する。建築学を始めとする研究者と様々なジャンルの表現者に加え、現地の居住者や事業者、来街者、自治体やNPO職員といったまちづくりの実践者らが一体となり、人々の営為がつくってきた都市・地域を「知ること」と「表現すること」を、空間制作という目線から同等に行うことで、地域のこれまでとこれからを接続する実践的な地域計画研究を始めたい。

代表者清山 陽平 京都大学大学院工学研究科建築学専攻 助教 (建築学、都市・地域計画学)
メンバー
連絡先kiyoyama@archi.kyoto-u.ac.jp
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