京都大学アカデミックデイ2024

大地震発生の先駆的な滑りはあるか?

研究者からの一言:地震のプレスリップについての研究をしています

岩石の破壊の直前にゆっくりとした先駆的な滑りが実験で観察されている。同様の先行的な滑りが実際の断層面上で起こるかどうかは地震の短期的な予測を考える上で重要な事柄である。Bletery-Nocquet (2023)は地下深くの大地震の先駆的滑りが地表の地殻変動で観察しうるのではないかという示唆を与えた。本出展では、データのノイズを低減して地殻変動データを解析する京都大学独自の手法(相関解析法, Iwata-Umeno 2016)を適用することで、大地震の先駆的滑りの検出に肯定的な結果が得られたので報告する。

出展代表者

大学院情報学研究科
 田中 宏樹 特定研究員

参加者

大学院情報学研究科
 梅野 健 教授

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

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