コロナ禍におけるパンデミックポスターをwebから探してきて、時系列ごとに並べ、内容分析をしています。サンプル数は200程度で、分析の内容としては、
1. 差別、感染予防などテーマごとの比率は時間と共にどのように変化しているか。
2. 感染予防のフレーミングとしてどのようなフレーミングが多く使われているか。
3. テーマやフレーミングの仕方は地域、時期によって変化するか。
を考えております。
出展代表者
大学院文学研究科
伊沢 亘洋 博士課程
参加者
大学院文学研究科
児玉 聡 教授
中村 貴行 博士課程1年
沼田 詩暖 修士課程2年
関連URL
https://www.pandemic-philosophy.com/
研究者の本棚
本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。
自分の研究に関連して紹介したい本
環境リスクと合理的意思決定:市民参加の哲学
クリスティン・シュレーダー=フレチェット / 松田 毅(訳)
本書は環境リスクについて扱った本である。定量的予測が難しいにもかかわらず、社会的影響も大きいために、ある種無理矢理にでも予測や基準値を定めなくてはいけないという状況下で、何が最良のやり方なのかを検討している。分野は異なるものの、今回のコロナ禍における専門家会議も似たような状況だったように思う。
「科学には予測の限界があるし、市民から予測を外した責任を取れとかも言われるし、もう市民の勝手にしたらいいじゃん。」と思いかけている方へおすすめ。