京都大学アカデミックデイ2022

健康データと自治体の政策づくり

研究者からの一言:市町村の政策の科学化はどこまで求められるでしょうか

全ての小中学生を対象とした健康診断の実施は、世界中を見渡しても日本に限られる。これら学校健康診断の結果は、所定の期間保管された後、全て廃棄されてきた。しかし、一生涯に罹患する病気が学童期に規定されるとわかり、学力と健康の関係にも注目が集まるなかで、自治体におけるデータ利活用の課題について取り上げる。

出展代表者

学際融合教育研究推進センター
 祐野 恵 特定助教

関連URL

https://www.stips.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

ためになりましたで賞
すごいで賞
行政への考察がすごいで賞
子どもの教育がかわるかも賞
息子に聞かせたいで賞
将来のためにも、更に健康調査は取り入れていくべきで賞
日本は様々な点が海外に後れをとっているがやはり個人情報の扱いの仕方を変えるべきだと感じたで賞

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

職業としての政治

マックス・ウェーバー、脇圭平(訳)/岩波書店

政治に身を置く者が、備えるべき資格と覚悟について説く。1919年のウェーバーの講演をまとめた内容でありながら、現代にも通じる問題を提起しており、あるべき政治家の姿を考えるうえでお薦めです。

若者にお勧めしたい本

公共政策規範

佐野亘/ミネルヴァ書房

政策を評価する際に必要となる価値基準について、自由主義、功利主義、本質主義の観点から、それぞれの長所と短所を説明する。政策の良し悪しを判断する難しさと奥深さを感じられる1冊としてお薦めです。

自分の研究に関連して紹介したい本

代議制民主主義:「民意」と「政治家」を問い直す

待鳥聡史/中央公論新社

現代民主主義国家で採用されている代議制民主主義について、歴史や制度の観点から読み解く1冊。政治について、選挙制度、執政制度の視点から理論的に理解し、政党の役割を検討するうえでお薦めです。

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