京都大学アカデミックデイ2022

素粒子で宇宙の謎を解く

研究者からの一言:ミクロな素粒子の世界、実は宇宙と地続きです

私たちを作る最小の要素を素粒子と呼びます。高エネルギー物理学研究室では、この素粒子を用いて宇宙の誕生を解き明かす研究をおこなっています。「なぜ小さな素粒子から宇宙の始まりがわかるのか?」と思ったあなた、ぜひ発表を見にきてください。

出展代表者

大学院理学研究科
 中田 嘉信 博士課程1年

参加者

大学院理学研究科
 末野 慶徳 博士課程2年

大学院理学研究科
 川上 将輝 博士課程1年

大学院理学研究科
 Hu Zhuojun 博士課程1年

大学院理学研究科
 浅野 有香 修士課程2年

大学院理学研究科
 有元 隼太 修士課程2年

大学院理学研究科
 河本 地弘 修士課程2年

大学院理学研究科
 武市 宗一郎 修士課程2年

大学院理学研究科
 藤中 崚 修士課程2年

関連URL

https://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

宇宙のことがよく知れたで賞
VRでわかりやすかったで賞
私の立場を理解して説明してくれたで賞
研究は時間と努力が必要と分かったで賞
ずっと語っていたかったで賞
フレンドリー白衣賞
めちゃくちゃ難しいけどおもしろかったで賞
大変奥が深い賞
話してて楽しかったで賞
ワクワクしたで賞
宇宙には夢がある賞
量子力学のロマンがつまっているで賞
情熱をぶつけてくれたで賞
若者の探究心を生む賞
物理を勉強する気になれたで賞
勉強してからもう1度聴きなおしたいで賞
小さなものから大きなものまで賞
素粒子には記憶があるで賞
宇宙創成の素粒子賞
エレメンタリーパーティクル賞
今後のさらなる研究が期待できるで賞
10年後が楽しみで賞
可能性を秘めているで賞
宇宙の謎をぜひといてほしいで賞
反粒子が見つかりますように賞
仕事の両立 がんばって下さい!!賞
とことんつきつめてください賞
これからも研究をがんばってほしいで賞

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

宇宙創生

サイモン・シン/新潮社

ビッグバンが仮説の域を超えて、世界を記述する理論として確立されていくドラマを描いた本。宇宙論の歴史を科学読み物として楽しく紐解くことができる。現代でも未知な事象がゴロゴロ転がってて、自分もその研究の一端に携われるって最高。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

入門 現代の宇宙論:インフレーションから暗黒エネルギーまで

辻川信二/講談社

宇宙論の本の多くは一般相対論の知識を仮定していて敷居が高いが、この本はそうはせず、付録での解説にとどめている。もちろんしっかり宇宙論を理解するには一般相対論が必要だろうが、ざっくりと「宇宙論とはどんな分野か」をつかむのには良さそうだと感じる。

若者にお勧めしたい本

宇宙への秘密の鍵

スティーヴン・ホーキング、ルーシー・ホーキング、さくまゆみこ(訳)/岩崎書店

宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキング博士とその娘により「地球が直面している問題は、もはや地球だけでは解決できない。未来のため、子どもたちに広大な宇宙への興味・関心を持って欲しい」という願いから書かれた物語。老若男女誰でも楽しめるスペース・アドベンチャーを通して、宇宙にワクワクする世界が広がっていることを教えてくれる。このシリーズを小学生高学年で読み、宇宙や素粒子に興味を持つきっかけとなった。

ホーキング、宇宙と人間を語る

スティーヴン・ ホーキング、レナード・ムロディナウ、佐藤勝彦 (訳)/エクスナレッジ

筋萎縮という病に侵されながらも物理学の最先端を走り続け、その哲学にも大きな影響を与えたきたホーキング博士。原子や分子はただの幻想か、はたまた実在する何かなのか、目に見えないものを私たちはどう捉え解釈すれば良いのか…根源的な科学哲学から最先端物理の紹介まで非常に幅広い考えがまとめられており、お気に入りの一冊です!

自分の研究に関連して紹介したい本

現代素粒子物理:実験的観点からみる標準理論

末包文彦、久世正弘、白井淳平、湯田春雄/森北出版

素粒子物理の基礎的なことが歴史的経緯と共にまとめられている。実験系の物理学者が書いており、歴史的発見が行われた過去の実験がたくさん紹介されていて面白い。

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