京都大学アカデミックデイ2019

炎を制するー超耐熱構造材料

研究者からの一言:燃焼温度の上昇が環境に優しいことを知っていますか?

高融点,高温強度に優れたMoSi2基軸材料と他のシリサイドからなるBrittle/Brittle複相材料(融点約2000℃)中の界面の高機能化により,高温高強度,高靱性を兼ね備えた1800℃級ガスタービンで使用可能な超耐熱材料の開発を目指しています.

出展代表者

大学院工学研究科
 乾 晴行 教授

参加者

大学院工学研究科
 岸田 恭輔 准教授
 Zhenghao CHEN 特定研究員
 武田 康誠 修士課程2年
 濱田 鉄也 修士課程1年

関連URL

http://imc.mtl.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

私たちの暮らしに将来役立つで賞

アカデミックデイを経ての感想

・社会で活躍される方々に我々の研究の内容を知っていただく非常に良い機会となりました。
 社会各界の方々との対談を通じて、自分が携わる研究が社会に成しえる貢献、学問を追求する
 意味などを再考させられました。
・高度な専門知識をわかりやすく来場者の方々に伝えるようにいろいろと工夫するうちに
 これまで以上に研究内容や実験手法についての理解が深まったように思います。
 また、来場者の方々から有益な発想をたくさんいただきました。いただいたご意見も
 参考にしながら、今後の研究活動取り込みたいと思います。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

耐熱合金のおはなし

田中良平 / 日本規格協会

高温耐熱材料がいかにCO2削減,省エネルギーに寄与しているか,どのようにして材料設計が行われているのかなどについて初心者にもわかりやすく書かれた本で,非常に感銘を受けた.

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

元素戦略

中山智弘 / ダイヤモンド社

「材料を制する者が世界を制する.」元素を原子スケールでマニピュレートすることで,これまでにない素晴らしい材料をいかに作り上げるかを考えさせられる.

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

金属間化合物入門

山口正治,乾 晴行,伊藤和博 / 内田老鶴圃

耐熱材料の中のエース,金属間化合物について平易に述べられている.

取り扱い: 京都大学図書館

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