京都大学アカデミックデイ2018

表面や界面の不思議な世界

研究者からの一言:表面や界面って何が楽しいの?

物質の表面や異種との界面では、物質内部とは異なる現象が起きます。出来るだけ我々の生活に身近なところからこの特殊性を紹介し、その奥深さまで感じて頂ければと思います。

出展代表者

産官学連携本部
 湊 丈俊 特定准教授

参加者

産官学連携本部
 湊 丈俊 特定准教授
 木内 久雄 特定助教
大学院工学研究科
 荒木 優希 特定助教
 杉本 祥悟 大学院生
立命館大学
 羽鹿 諒 学部生

来場者より

化学の楽しさを語り合ってくれたで賞
熱量が大きかったで賞
表面賞
わかりやすかったで賞
よく説明してくれたで賞
これからも研究をがんばってほしいで賞
おもろいで賞
全世界界界面で賞
説明が分かりやすいで賞

アカデミックデイを経ての感想

お越し頂いた方々にお礼申し上げます。異分野で構成されたチームで、表面界面科学の魅力的な展示のために試行錯誤を重ね、面白い展示が出来たと思っています。次の機会にもさらに挑戦的な取り組みを続けていきたいです。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

COSMOS

Carl Edward Sagan

小学生の頃、太陽系の惑星に興味を持つきっかけとなった書籍である。作者は宇宙生物学の大家で、専門書からSF作品まで幅広い著作がある。本書は1980年の古い書籍であるが、地球外生命体に関する古代からのイメージの変遷や、当時知り得る太陽系の惑星の環境が細かに描写されており、読み物としても現在でも十分楽しめる名著である。

取り扱い: 京都大学図書館

表面物理学

村田 好正

表面界面科学の基礎がまとめられた本であり、学生の時、この分野の面白さを教えてもらった本である。

取り扱い: 京都大学図書館

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

Camille

Michael A. Henderson

表面界面科学の分野で著名な業績を残した研究者が、表面界面科学とはかけ離れた内容で執筆した小説である。小説の内容には抽象的に表面界面科学の考え方が含まれている。

「いき」の構造

九鬼 周造

日本特有の思想である「いき(粋)」について記述された名著である。日本のデザインのコンセプトがこの本の中に表現されている。美術家である父の勧めで読み始めたが、大変興味深い本である。

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

岩波講座 現代化学への入門〈14〉表面科学・触媒科学への展開

川合 真紀 , 堂免 一成

専門家として表面界面科学を学ぶにあたり、基礎として知っておきたい事項を易しく説明した良本である。

取り扱い: 京都大学図書館

面・表面・界面 ー 一般表層論

François Dagognet

概念としての表面や界面に関する興味深い本である。

取り扱い: 京都大学図書館

  • Facebook
  • Twitter