京都大学アカデミックデイ2017

ヒトゲノムの深い理解を目指して(13:30-15:00)

研究者からの一言:ヒトゲノムの個人差、変異について知っていますか?

ヒトゲノムの個人差(多型)、がんゲノムと正常組織のゲノムの違い(変異)の理解は、病気の原因解明のために重要な情報です。
しかし、未だに我々の理解は完全ではありません。
私たちは、多型や変異の検出とその生物学的意義の研究を行っています。

出展代表者

大学院医学研究科
 藤本 明洋 特定准教授

参加者

大学院医学研究科
 藤本 明洋 特定准教授
 Wong Jing Hao 特定研究員

関連URL

http://www.mic.med.kyoto-u.ac.jp/dddm/members/fujimoto.html

来場者より

やさしく説明してくれたで賞
プレゼン上手で賞
これからも研究がんばってほしいで賞
わかりやすかった賞
ゲノムの話とても面白い賞
へえ…進んでる賞

アカデミックデイを経ての感想

この度は、アカデミックデイに参加させていただき、ありがとうございました。来場者の方々からは、鋭い質問やユニークながあり、こちらも勉強になりました。社会の中における自分たちの研究の役割を考える良い機会になると思いました。

今年は、私(教員)のみの参加でしたが、次の機会は学生さんにも参加してもらいたいと思っています。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

分子進化学への招待 : DNAに秘められた生物の歴史

宮田隆 / 講談社

分子進化学の面白さ、基礎がとてもわかりやすく説明してあります。 この本を読んで分子進化学へ進んだ方は何人もいると思います。

取り扱い: 京都大学図書館

若者にお勧めしたい本

がん遺伝子の発見―がん解明の同時代史

黒木登志夫 / 中央公論新社

「がん解明の同時代史 」とあるように、遺伝学の発展とともに歩んできた著者が、個人的なエピソードも交えつつ、がん遺伝子の発見の歴史を魅力的に書いています。

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

ヒトの変異 : 人体の遺伝的多様性について

アルマン・マリー・ルロワ / みすず書房

ヒトの変異について、生物学的視点から紹介されています。 豊富なエピソードと写真も多く、読みやすいです。 「私たちはみなミュータントなのだ。ただその程度が、人によって違うだけなのだ」

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